このレンズ拡散板の凹凸形状は下記の図のようにレンズの通りすべて丸みを帯びている。
また構造的に抜けがなく、全面にくまなく微細でランダムな凹凸が形成されている。
先に述べたようにこの凹凸がレンズとして機能し光を屈折させ透過光はガウシアン状に分布される訳であるが資料の右側は透過特性を見てもガウシアン状であることが示されている。
これに対して下図のようにバックライトなどで用いられるエンボス加工や化学的表面処理により作られる一般的な拡散板は表面に不規則な突起や無加工部が存在する。
右側の透過特性に記されたように透過した光は不規則に拡散されガウシアン分布とはならない。
また出射角度の大きな光は全反射現象により拡散板内に留められるため透過率は減少する。
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