大切な人と今よりもっと理解し合うための2Wayコミュニケーションのコツ

第246回光交流会オプトフォーラム
社内でのコミュニケーションはうまくいっていますか。もっと自然にもっとお互いを理解するためにコミュニケーションについての講演を企画しました。もちろん取引先とのコミュニケーションも良いに越したことはありません。
代表幹事 関 英夫
担当幹事 高木 貢一
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今回の講師は(株)FeelCommunication代表取締役の桐生純子先生です。
はじめに、コミュニケーションを苦手としている方は?との問いが発せられました。見たところ8割ぐらいの方々が手を挙げました。かくも多くの方が手を挙げたことには納得がいきます。あらためてコミュニケーションの難しさを確認させられました。
われわれは多くの場合、意識することもなくコミュニケーションの当事者としてその役割を演じています。そのためか、ときに自分が気付かなくとも相手にとっては大切な場面であった、ということが多々あります。たとえば相手がなんらかの言葉、反応を期待しているとき、そこには相手からのなんらかのサイン(ことば、表情、しぐさなど)があったはずですが、ついそれを見落としてしまう、結果として相手を傷つけてしまったということは誰でも経験されているでしょう。
相手から発せられたサインに敏感となり、真の思いやりをもって対することの大切さ、桐生先生も親と子のあいだのコミュニケーションの例を引いてその点を強調されていました。とはいえこればかりはそう簡単に実践できるものでもありません。日ごろ人と接するなかで、でそのような心持も自然と湧き上がるような精神性が必要のようです。これはスキルを身につけるというようなことではない、とのことでした。
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次に、先生の指示にしたがって「お絵かき」をしました。はじめに丸を二つ描いて、次に丸の中に小さな黒丸を、云々、といった具合です。
先生は人間の顔のつもりだったのですが、その結果できあがった絵は参加者のあいだで大きく違っておりました。
コミュニケーションにおけるノイズともいうべきもの、情報の不足あるいは情報の誤った送受信がその原因です。思うに、残念ながらもそれらを回避する決定的方法は無いのではないでしょうか。「不足」に気付くには「足りている」ことの理解が前もって必要ですし、またヒューマンエラーを無くすことが不可能であるように、情報の受発信場面における理解の不一致を完全に一掃することは無理でしょう。ここには解決困難な大きな問題があるように思われます。せいぜい情報を伝える側からは懇切丁寧な説明を分かりやすい手段をもって発するということぐらいなのでしょうか。
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楽しくもあり、しかも意義ある講演が終わったあとは、近くの中華レストランで8月恒例の納涼会となりました。
文:高木 貢一

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