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合同フォーラムと懇親会 「光交流会とJPEA合同フォーラム」

光交流会 278回オプトフォーラム
去年からコラボを模索していた写真映像経営者協会(以後、JPEAと略します)と、ついに5月24日合同フォ-ラムが実現しました。
他の交流会とのコラボは、この会の長い歴史始まって以来の企画です。2012_278_01
仲人役の日本カメラ博物館員の市川泰徳氏にお話を頂いたのは、千代田区一番町JCIIビル(つまり日本カメラ博物館)内の会議室でした。
その後、相互の会員同士の自社紹介で予定時間に達し、更に交流を深める為会場を近くのダイヤモンドホテルに移し、飲みながら食べながら夜が更けました。
光交流会元代表幹事の関氏:こうゆう試みは初めてですが、なかなか面白いですね。
又、JPEAの大内理事:24日は多数ご参加くださりありがとうございました。
盛り上がり大変よかった集会になったとの感想を持ちました。
など感想を頂きました。 今後は、JPEAと光交流会とのより一層の発展を図る為、新たな企画をコラボする予定です。
代表幹事:興栄化学(株) 朝倉

「テラヘルツ量子カスケードレーザ、および深紫外領域でのLEDの開発」

光交流会 271回オプトフォーラム
講 師 : 理化学研究所 基幹研究所 テラヘルツ量子素子研究チーム チームリーダー 平山 秀樹氏
今回のご講演では、理化学研究所 基幹研究所 テラヘルツ量子素子研究チーム チームリーダー 平山秀樹先生より、先生が研究をされているテラヘルツ量子カスケードレーザ、および深紫外領域でのLEDの開発に関する2つの内容についてご講演をいただきました。
 まず、テラヘルツ量子カスケードレーザの開発についての最近の研究動向をお話頂きました。2011_271_02
電波よりも短波長で光よりも長波長である1THz~10THzの領域を扱うテラヘルツは、反射や集光といった光としての特性と、電波としての透過の性質の両方をあわせ持つため、短波や可視光領域では不可能であった様々なものを透視して検査するのに有用であるとのこと。
特に、X線は人体に有害であるのに対し、テラヘルツは無害であるということで、医療分野に大きな役割を果たすと期待できるとのことでした。テラヘルツ量子カスケードレーザは高温での動作が非常に困難であるが、平山先生はこれまでに最高温度190Kを達成されており、常温での動作まで今一歩のところまで来ているということでした。
 深紫外LEDの開発に関するご講演では、深紫外LEDの非常に低い発行効率をいかにして向上させて来られたかについて、分かりやすくご説明して頂きました。
 深紫外LEDにはAlGaN系半導体が利用されるが、LEDの発光効率を表す外部量子効率は約0.01%と非常に小さい。この発光効率を、平山先生は「内部量子効率」と「電子注入効率」を改善させることによって約300倍である3%程度まで向上させることに成功しています。
それぞれ、「内部量子効率」は「アンモニアパルス供給多層成長法」と呼ばれる手法を考案することによって1%以下だった効率を50~80%に改善し、また「電子注入効率」は、電子がp型半導体層へすり抜けてしまうのをブロックする「多重量子障壁(MQB)」を世界で初めて導入することによって、20%以下から80%に飛躍的な向上を実現されています。
 今回のご講演で、LEDの発光効率の向上には様々な方面からの技術アプローチが必要不可欠であることを痛感させられました。
そこには、豊富な知識が必要であることもさることながら、並々ならぬ開発の努力があったのではないかと感じます。
今後の課題は「光取り出し効率」を8%から30、40%に引き上げること、さらには、青色LEDの発光効率80%と同等を目指すことにより深紫外LEDの実用化レベルの実現を目指すことだそうで、先生の今後の研究に対する熱い意気込みが伺えました。小型で長寿命、低消費電力である深紫外LEDは、小型殺菌灯への応用や、高密度光記録への応用、光触媒への応用が可能ということで、実現の際には非常に幅広い分野に普及していくことが期待できます。
 テラヘルツ量子カスケードレーザ、深紫外LEDどちらの内容に関しても私にはなじみが無いものでしたが、要素技術から実用展開まで幅広く、また非常に分かりやすくご説明を頂き、今回のご講演は大変有意義なものとなりました。
平山先生には、ご多忙の中、非常に興味深く貴重なご講演をいただきましたことを改めて感謝申し上げたいと思います。
また、これからの益々のご活躍をお祈りしたいと思います。
担当幹事:田中 政之介

「CCD, CMOSセンサ:過去現在からセンサ未来図を透視する」

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光交流会 268回オプトフォーラム
講師 名雲技術士事務所 名雲 文男氏
7月20日(水)板橋区立グリーンホールにて開催された第268回光交流会オプトフォーラムは「CCD, CMOSセンサ:過去現在からセンサ未来図を透視する」と題して大手電子機器メーカーでCCDの初期開発から担当され数々の名機と言われるカメラユニットおよびカメラを世の中に送り出された現 名雲技術士事務所 名雲 文男様にその経験をベースとして作成いただいたCCD, CMOSに関する膨大な資料を元に熱心に講演いただいた。
講演は1時間40分以上に及んだが 皆、時間も忘れ過去から未来に渡る貴重な話、特に画素の限界と回折限界、無限にピントが合うEDoFなどに真剣に聞き入っていた。
講演の要旨:「CCDが撮像管に代わって映像の世界が一変した=ビデオカメラ、デジタルカメラ—-。CMOS がCCDに代わって画像の世界が大爆発する=誰でもカメラ、何でもカメラ—-。巨大市場の携帯電話とゲーム機が後押ししてCMOSセンサと画像の技術革命が始まった=EDoF、TOF、未来の単眼3Dカメラ—-。ガリレオから続く光学技術にもその変化が強要されている。いわばセンサ、カンブリア紀の到来である。自称CCD歴史の生き証人がその過去を振り返り、現在を踏まえて独断と偏見をもってセンサ未来図を透視する。
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なお名雲様は大手電子機器メーカー退任後も以下の通り正に“CCD”と共に歩まれています。
東京メトロポリタンテレビジョン(MXTV=地デジ9ch)常務取締役、技師長。業務用カメラメーカー(株)シーアイエス 常務取締役、CTO JIIA(日本インダストリアルイメージング協会)副代表理事。現在、名雲技術士事務所、JIIA監事
担当幹事:関 英夫

「ナノプレシジョン・オプティカルファブリケーションテクノロジー」

光交流会 263回オプトフォーラム
光交流会 代表幹事 関 英夫
講 師:理化学研究所 基幹研究所 大森素形材工学研究室 主任研究員 大森 整 先生
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263回オプトフォーラムは 光交流会のサポーターをしていただいている理化学研究所 基幹研究所 大森素形材工学研究室 主任研究員 大森 整 先生に、『ナノプレシジョン・オプティカルファブリケーションテクノロジー』と題し、ナノメートルサイズの微小構造を得るための技術、最新動向、様々な光学部品の開発事例等について講演していただきました
大森先生の開発した(Electrolytic In-process Dressing:電解インプロセスドレッシング)鏡面研削法は材料の表面を磨くコアテクノロジーとして、これまで研削では不可能であったナノメートルレベルの精度面を平らにすることができる技術です。半導体、光学レンズ、セラミックスなど、さまざまな材料が研削対象となる他、アクリル(PMMA)も良好な研磨面を得ることが出来き、コンパクトカメラ用非球面レンズ研削に利用した際にはカメラ設計開発期間の短縮に貢献しました
またELIDは形を形成しながら粗さ、微細な表面構造を作り出し、機能をも持たせるこのできる工法でもあります。
その他の加工方法と連携して宇宙望遠鏡など要求の厳しいサイエンス研究分野の高精度加工にも応用されています。
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さらに微細構造を持ったマイクロパーツの開発のもとに行われる次世代型ピックアップレンズの加工方法、アクリル両面フレネルレンズなどの加工方法、電圧、砥石成分をコントロールする事で表面に機能を作り込む工法等、幅広く紹介いただきました
大森先生にはご多忙の中、多種にわたる素材の加工方法、最先端技術への応用をわかりやすく解説いただきました
これから益々のご活躍をお祈りするとともに、日頃、光交流会へのサポートに厚く御礼申し上げます
講演にひきつづき 2011年 光交流会 新年会を開催し来賓の先生方からご祝辞、お言葉をいただきました
報告:竹谷 和芳

「我社の一押し発表会」

光交流会 第261回オプトフォーラム
光交流会 代表幹事 関 英夫
第261回オプトフォーラムは、グリーンホールにて行われ、総勢9名の方々により、時間一杯6時30分まで御講演頂きました。
質疑応答も活発に行われ、講演者の人柄もそれぞれ個性が充分発揮され、大変充実した会となりました。
御講演頂いた各会員の方々には、本当に有難う御座いました。 
尚、具体的な内容につきましては、以下順不同ではありますが、まとめてありますので、ご覧下さい。
その他、今回どうしてもご発表出来なかった2社についても本サイトにて、ご紹介しています。
■エーエルティー株式会社
『MEMSスキャナ計測システム』
■株式会社オプテル
『画像処理用の照明装置 大型ラインライトガイド』
■株式会社ジャパンセル
『ガラス接合技術』
■小柳 修爾氏
「光関連用字用語辞典と同辞典用和英対照表」
「英和連結・合成語辞典」
■大塚 進氏
『電池2本で動く調光付きLED電源』
■中興マーク株式会社
『中興マークのセールスポイント』
■株式会社中原光電子研究所
『コンサルテーション及び関連製品の試作開発』
■日本ピーアイ株式会社
『LED照明を光源とした伝送ライト用ユニット』
■株式会社目白プレシジョン
『投影露光装置 応用露光器ASSシリーズ』
詳細ページへ

『有機EL照明の築く将来』

光交流会 第260回オプトフォーラム
光交流会 代表幹事 関 英夫
講 師:有機ELパネルテック京都 代表 武内 勉 氏
第260回オプトフォーラムは有機ELパネルテック京都 代表 武内様に次世代照明の一つとして有望視されている有機EL照明についてご講演いただきました。
武内様は山形大学の城戸教授が所長である(財)山形県産業技術振興機構 有機エレクトロニクス研究所で主任研究員として六年間勤務され、有機EL照明の実用化に深く関与されてきました。
講演は有機ELの歴史から基本構造、抱える問題点と特徴、各社の取組状況など幅広く紹介戴き、有機EL全般に付いて理解を深める事が出来ました。
高効率照明としては兄弟関係になる無機のLEDが一歩リードしておりますが、面発光、紫外線を含まず太陽光に近い発光、退色しない、水銀を含まず環境に良い、薄いなど多くの特徴を持っており、注目度の高い照明であることは変わり有りません。
2012年から急速に市場が拡大する事を睨んで、多くの企業が実用化に取り組んでいます。
担当幹事:蜂須賀

『顔認証技術』

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光交流会 第259回オプトフォーラム
光交流会 代表幹事 関 英夫
講 師:大関和夫先生(芝浦工業大学工学部情報工学科教授)右下写真
電子技術的な話だけでなく、顔認証の前提として顔の動き、特徴など、含蓄のある話も多く、非常に楽しいご講演でした。デジタル技術とコンピュータ処理速度容量は大きく関係していて、コンピュータ技術の向上が顔認証技術にも深く関わっていることが分かりました。とにかくお話の内容が多岐に渡り、大変興味深いご講演でした。大関先生の幅広い知識の一端が垣間見れ、ご講演内容から大関先生の研究の奥行きの深さを感じました。
大関先生、ありがとうございました。
担当幹事:佐藤 郁夫

『3Dディスプレイ』

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光交流会 第258回オプトフォーラム
光交流会 代表幹事 関 英夫
講 師:パイフォトニクス株式会社 代表取締役 池田貴裕氏
第258回オプトフォーラムはパイフォトニクス株式会社 代表取締役 池田様に今年話題の技術3Dディスプレイについてご講演いただきました。
池田氏は光交流会創立20周年記念行事第5弾の光産業創成大学院大学「ベンチャー起業事例紹介」で初顔合わせして以来、20周年記念フォーラムでも「起業実践による光産業創成」というテーマでご講演戴いており、光交流会会員の皆様にとって3度目の聴講の機会となりました。
今回は浜松ホトニクス株式会社中央研究所在籍中に研究されてきたフォログラムゴーグルで蓄積された3Dディスプレイ技術に付いて最新技術情報も踏まえ熱弁を揮っていただきました。
また、現在手がけているフォロライトを用いた中空光線像生成技術についても紹介戴き、聴講者の方々から多くの質問を戴きました。
今年は3Dディスプレイ元年として、大きく成長が期待される商品であり、中小企業にも裾野が広がってビジネスチャンスが生まれる事を期待しております。
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フォーラム終了後は、中華料理「好味来」にて納涼会が開かれ、記録的な猛暑を尻目に美味しいビールと中華料理で身も心も癒されました。
担当幹事:蜂須賀

『マイクロフルイディクスへの招待』

光交流会 第257回オプトフォーラム
光交流会 代表幹事 関 英夫
講 師:東京大学生産技術研究所 藤井輝夫先生
第257回オプトフォーラムは、2010年7月14日に、東京大学駒場リサーチキャンパスで行われ、講演後3つの研究室を見学することになりました。
研究室のある生産技術研究棟は、JR京都駅ビル設計者で、元東京大学生産技術研究所教授の原広司設計による斬新で都会的な表層と、その内部である研究室との対象が印象的でした。
しかし、その設備をみるにつけ、その印象は羨望へと移行し、いつしか藤井先生の研究へと向かい始めました。
私とマイクロフルイディクスとの出会いは約30年前の院生時代に遡り、ケミカルマイクロチップと分析機器との一体化により、反応と同時に分光分析が連続的に行われ、試料・試薬の極小量化、マイクロスケール効果による収率アップ、中間反応解析、反応時間の短縮などの効果により論文数は画期的な伸びを示し、更にコンピューターサイエンスとの連結により、新たな反応形式を容易にだれでも(天才でなくても)発見出来るようになる。そうなれば、化学は飛躍的発展を遂げるに違いなく、20世紀こそが正にアルケミーの時を迎え、本当のアルケミストを多数輩出する時代になると、大いに興奮した自分を思い起こしました。
その後私は別の分野へ就職し、めっきりマイクロ流体の話を聞かなくなり、ふと気づくとあれから30年が経っていました。その後どうなりましたか。藤井先生。というわけで講演は、藤井研究室設立年度1999年を境に、その前は世界のマイクロフルイディクス研究の動向を、その後は藤井研究室の動向が語られました。
結局デバイス研究は皆盛んに行いますが、制御系の研究は誰もやりたがりません。制御系は、要です。当然、大切です。でも、パットしません。ところが藤井先生は当初から制御系の研究を行い、その上、デバイス設計、デバイス作成、分析、システム化、システム集積化、更にアプリケーション開発まで、全てをこなしているのです!正に疾風怒濤の如し(トライアスロン級です)。
マイクロ流体システムは、化学だけではなく、分析、創薬、バイオ、医療、宇宙、極限環境、エネルギーなど多くの分野に応用出来、更に、新たな研究者も着々と増殖中です。21世紀こそは、マイクロフルイディクス の時代! もちろん私の期待も、シュトゥルム・ウント・ドラング!!

『明かりの基準がいつの間にか60カンデラから 683ルーメン/ワットに変わった経緯』

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光交流会 第256回オプトフォーラム
光交流会 代表幹事 関 英夫
講 師:元東京都立産業技術研究センター 笹森 宣文先生
6月のオプトフォーラムは、元東京都立産業技術研究センターの笹森宣文氏をお迎えして、「683ルーメン/ワットへの旅」と題してご講演を頂きました。“明かりを測る”ことから、ランプの効率のお話、今まで見たこともなかったような古いタイプのタングステンランプを真近に拝見することができ、最後まで興味深く拝聴することができました。
特に氏自らお持ち頂いたタングステンランプは大変な貴重品で、それぞれに趣があり、参加した会員の皆さまも興味深々でした。点灯したランプに直に手をかざし発熱量の違いを体感されるなど、デモンストレーションも面白く体験しました。
処理速度が飛躍的に速くなったコンピュータに比べると、光は進歩が遅いように思います。それは言い換えると、それだけ光計測は難しい、という証です。今回は光計測の歴史という視点から、光計測の難しさを知ることができました。笹森様、ありがとうございました。
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担当幹事:佐藤

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