レンズを使う25
<フレネルレンズについて>
今回は少し話しの方向を変えてフレネルレンズ(Fresnel Lens)を取り上げさせて戴きたい。フレネルレンズと言うものは照明系に主に使われるものであるが、結像光学系としての役割も果たせる。光学レンズとしては変わり種ではあるが、ごく一般的に設計され、大量に製造されているものでもある。
・・・・・・・・・
続き・本文はこちら
光学❝深掘り❞トピックス
74.光線の構造 2
前回に引き続き“光線の構造”について検討させて戴きたい。こうした内容は、近年,エタンデュという用語も頻繁に用いられる照明系設計・評価の際には振り返ってみるべき内容であり, Nonimaging Optics7) の基本と成る部分でもある。また, ここでは正弦条件以外に触れられなかったが,光学系の収差補正上の構造的な制約を知る上でも重要となる。
74.光線の構造 2 全文を読む
37.レンズを使う24 <フェルマーの原理と屈折則>
光線の進行経路を決めるフェルマーの原理について説明させて戴く。幾何光学においては光線の進行の仕方を定める非常に大切な原理である。
・・・・・・・・・
続き・本文はこちら
73.光線の構造 1
一般的に非常に多くの光線が追跡される照明系設計においては,光線と言うものをエネルギーがただ飛来して照度を齎すと言う照明粒子の軌道として捉えがちであるが,フェルマーの原理に支配された集合としての光線の構造を考えることは有益であり,そこから,一般化されたラグランジュの不変量も,輝度不変則,正弦条件もそして特性関数,エタンデュも導出でき,微小光束の立体角と,光斑の広がりの関係を知ることが出来,光学設計の高効率化も可能と成り得る。本稿ではこうした光線の基本的な構造について解説させていただきたい。ただやみくもに多くの光線を追跡するのではなく,こうしたことの理解は設計の効率化,光学系の構造・限界の把握に繋がる。
73.光線の構造 1 全文を読む
36.レンズを使う23 <メリディオナル断面とサジタル断面>
前回はコマ収差について説明させて頂いたが、今回はこうした収差を解析する上で基本的な座標系となる
互いに直交する、光学系の二つの断面についても説明させていただきたい。
・・・・・・・・・
続き・本文はこちら
72.体積ホログラムの回折効率を考える 9
今回も引き続いて厚さのある体積ホログラム(thick hologram)の回折効率(diffraction efficiency)を考察すべく、H.Kogelnik、参考文献[1]の結合モード理論(coupled- mode theory)(或いは結合波理論(coupled-wave theory)について解説させていただきたい。今回はホログラムによる吸収の無い場合の回折光の位相を得るための式を導出する。さらに回折効率の評価式に達する。今回はいよいよ回折効率計算式導出の最終回と成る。
なお、前回同様、参考文献[1]とともに、その解説が丁寧に記されている貴重な邦文である参考文献[6]を参照させて戴いている。
72.体積ホログラムの回折効率を考える 9 全文を読む
35.レンズを使う22 <コマ収差とは何か>
本連載で既に球面収差について触れさせて戴いたが今回は収差の基本的な形を5つに分類された5収差のうちの二つ目としてコマ収差について触れさせて戴きたい。
・・・・・・・・・
続き・本文はこちら
71.体積ホログラムの回折効率を考える 8
71.体積ホログラムの回折効率を考える
今回も引き続いて厚さのある体積ホログラム(thick hologram)の回折効率(diffraction efficiency)について、H.Kogelnik、参考文献[1]の結合モード理論(coupled- mode theory)(或いは結合波理論(coupled-wave theory)を参照して解説させていただきたい。前回に続きcoupled-wave方程式を解いて行き、今回は透過型ホログラムの回折後の複素振幅を導出する。
なお、前回同様、参考文献[1]とともに、その解説が丁寧に記されている貴重な邦文である参考文献[4]を参照させて戴いている。
71.体積ホログラムの回折効率を考える 8 全文を読む
34.レンズを使う21 <絞りの役割>
光学系には必ず絞りというものがある。光学系内にそれらしい絞りが見当たらないとしても、絞りと同様の役目をするレンズの外径、あるいは押さえ環、鏡筒などの金物が存在する。
今回はこの絞りについて解説させていただきたい。
・・・・・・・・・
続き・本文はこちら
70.体積ホログラムの回折効率を考える 7
70.体積ホログラムの回折効率を考える
今回も引き続いて厚さのある体積ホログラム(thick hologram)の回折効率(diffraction efficiency)について、H.Kogelnik、参考文献[1]の結合モード理論(coupled- mode theory)(或いは結合波理論(coupled-wave theory)を参照して解説させていただきたい。今回も前回に続きcoupled-wave方程式を解いて行く。また、ホログラムの回折効率の定義についても触れさせて戴く。
なお、前回同様、参考文献[1]とともに、その解説が丁寧に記されている貴重な邦文である参考文献[4]を参照させて戴いている。
70.体積ホログラムの回折効率を考える 7 全文を読む