上の写真は照明ムラのある光源である。上中の写真は照明ムラのある光源の前面に5度拡散するレンズ拡散板を配置した写真である。
照明ムラのある光源で見られた中心部の中抜け状態が改善され全体が一様になっている。
分布はガウシアン状になり中心部の照度は高く、周辺部ほど低くなっている。
写真を見る限り明るさはほぼ一様である。
この照度分布に付いては後半に記載する「照明シミュレーションソフトによる検証」の項目で詳しく述べる。
更に10度、20度、30度(右上写真)と拡散度の高いレンズ拡散板を配置すると照明範囲は比例して大きく照明できる。
この様に照明光をある一定距離に於ける必要とする範囲、照度及び必要とする面内均一性を予め定め、もっとも適したレンズ拡散角の角度を選択する事により、広げすぎず、照度を保ったまま必要な部分だけを照明することが出来る。
もちろん広げた分だけ単位面積当たりの照度は低くなるが必要範囲外には拡散させないことを考えると非常に効率的であると言える。
全文をpdfで読む