フィルムに代表されるアナログ的撮像装置を対象として展開されてきた光学設計の考え方にも、そこにCCDやCMOSの様なデジタル撮像素子が利用される事により、新しい画像の捉え方を導入する必要性が生まれてきました。また画像復元・補正技術など、デジタル性を積極的に生かす技術と光学設計との関係も重要なものになって参りました。また、相変わらず、光学設計を実際に行なうに際して必要となる、基本的知識と設計手法、常套的な設計手段についての古典的知識は重要であります。
本セミナーではデジタル結像の基礎となる画像理論、画像評価、そして基礎的、普遍的な光学設計理論もふくめて解説します。
さらにここで解説させていただく内容は、近年の多様な光学設計の際には、収差論、波動光学理論、照明理論などの多彩な理論へのアプローチが必要になってくる場合が少なからず存在いたしており、こうしたアプローチの際の共通の基盤となるものです。
- 講義項目
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- 近軸理論
- 光学系の明るさについて
1.Fナンバー
2.周辺光量 - 設計上の結像性能評価
1.収差図
2.OTF - 自動設計
- 製造公差について
- 日時
- 2011年10月12日