産業用ミラー・フィルター - S-waveplate
S-waveplate (Spatially-variant waveplate)とは、溶融石英の内部に複屈折ナノ格子を形成することによって、直線偏光をラジアル(放射)偏光またはアジマス(方位)偏光に変換する波長板です。
石英を使用しているので損傷しきい値が非常に高く、レーザーダメージに強いのも特徴です。
*ISO11254–2: θ1000-on-1= 22.80±2.74 J/cm2, at λ=1064nm, τ=3.5ns, f=10Hz.
特長
- ●光渦の生成も可能(円偏光入射)
- ●偏光交換効率:約100%(仕様波長において)
- ●透過率:55~90%(波長による)
- ●有効径最大 φ15mmまで可能、それ以上は要相談
(標準サイズ:有効径 φ6mm 外径 φ1” 厚み 3mm) - ●接着成分を使用していないので、耐熱性も高い
- ●中心部も有効的に使える(中心の無効エリアなし)
使用例
-
- ●ベクトル集光 –
回折限界を超えた集光ができます。(NA>0.9の高い光学系使用) - ●レーザー加工機・マイクロマシニング –
全ての方向で同じ機械加工特性を可能にするので、
加工の安定性向上、効率化、スピードアップなどが期待できます。 - ●微小穴開け (optical milling, optical drilling)
- ●光ピンセット(トラップ)・光トルクレンチ
- ●STED顕微鏡
- ●光通信(光渦、空間モード分割多重)
波長は、488 / 515 / 532 / 632 / 800 / 1030 / 1064 / 1550nmに対応しています。
その他の波長はご相談ください。
片面/両面ARコーティング可。 - ●ベクトル集光 –
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