2へ進む場合の第一面における振幅透過率、振幅反射率をそれぞれ、
t
1
,r
1とし、第 2面につ
いても同様に
t
2,
r
2を定義する。光波が2から1に逆に進む光波を考える場合には上記係数
にダッシュをつけて表現するものとする。すると、空気中に戻ってくる振幅
u
r
を得ようと
すれば、初期入力複素振幅を
u
0、薄膜内を片道通過する際の光波の位相変化をδとして、
6exp4exp2exp 12121210121210121010 itrrrrrtuitrrrtuitrturuur (1)
となる。ところで境界面の屈折・反射においての Fresnel の公式 3)p42 より媒質 1から 2へ
の入射角、屈折角をそれぞれθ1、θ2とすればs偏光成分について、
21
12
21
21
sin
cossin2
,
sin
sin
ss tr (2)
また、媒質 2から媒質 1へ上記の場合と逆に進む光波を考えれば、θ1、θ2が入れ替わる
だけであるから
21
21
21
12
sin
cossin2
,
sin
sin
ss tr (3)
よって(2)(3)式より
1, 2
sssss rttrr (4)
また、p偏光成分について,Fresnel の公式 3)p44 は
2121
12
21
21
cossin
cossin2
,
tan
tan
pp tr
(5)
1221
21
21
12
cossin
cossin2
,
tan
tan
pp tr
従って、やはり