よって以下の関係が得られる。
ds
nd
nn
ds
nd
nssssss
2
1 (39)
(30)(31)式、そして(37)(39)式より前項と同様に、距離sの位置における、 r
s
,
そして屈折
率、屈折率の grad が得られれば光線進行経路に沿い s’=s+△sの位置におけるこれらの新
たな量が得られ(屈折率分布状態が分かっているとして)、順次 step△sごとの少なくとも
前項よりは滑らかな光線進行経路が計算可能である。Step も大きく取れる訳である。因み
に前項の直線近似における
とはαは(23-2)式より以下の関係にある。
n
p
ds
rd
s
s
(40)
成分で記せば
cos n
px
sx
cos n
py
sy (41)
cos n
pz
sz
である。式全体の 3次元成分への分解については前項(連載前回)を参照していただきた
い。
参考文献
1) M.Born & E.Wolf :Principles of Optics,7th edi.(Pergamon Press,Oxford,1999)
草川徹訳:光学の原理・第 7 版(東海大学出版会,2005)
2) G.I.Greisukh,S.T.Bobrov,S.A.Stepanov:Optics of Diffractive and Gradient-Index
Elements and Systems(SPIE Optical Engineering Press,Bellingham,1997)