n
ここで、( 58-5)式左辺第一項は
S
についての積分であり、ε に依存しないので左辺第
二項についてε→0なる場合を想定すると、
U
及び、その微分は有限の値を持つので、(9)
式積分内の第 1 項、第 3 項は0になり、
U
G
G
U
d
U
0
d
n
4
4
U
0
(10)
である。よって(58-5)、(10)式より
expiks expiks U
4
U
0
U
n
s
s
n
d
S
よって、
U
はP においても連続であり、
U
(0)は P における
U
を表すので、上式は
U
P
1
exp
iks
exp
iks
U
4
U n
s
s
n
d
-(11)
S
として表される。この式をヘルムホルツ-キルヒホッフ(Helmholtz- Kirchhoff)積分(積
分定理)と呼ぶ。
2.参考文献
1) 飯塚啓吾:光工学(共立出版、東京、1983)
2) 石黒浩三:光学(共立出版、東京、1953) 3)
辻内順平:光学概論Ⅱ(朝倉書店、東京、1979)
4) J.Gaskill:Linear Systems, Fourier Transforms, and Optics
(JOHN WILEY & SONS,New York, 1978)
5) M.Born & E.Wolf :Principles of Optics,7th edition(Pergamon Press,
Oxford,1993)/草川徹訳:光学の原理(東海大学出版会,2005)
6) ヤリーブ:光エレクトロニクス基礎編(多田邦夫、神谷武志監訳)
(丸善、東京、2002)
7) E.Wolf:Proc.Roy.Soc.A253,349(1959)
8) 牛山善太:波動光学エンジニアリングの基礎(オプトロニクス社、東京、2005)
S