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8.エッジの結像とその画像処理と光学設計について

光学設計ノーツ8.エッジの結像とその画像処理と光学設計について
一般的なマシンビジョンにおいて、あるいはデジタル画像のエッジの補正において、物点とこれに対応する点像の位置の対応が正確に認知出来ることは重要なことであり、意外と困難が付きまとう。
単純な点像の位置ズレである歪曲収差の影響を除いたとしても、収差により、ある程度の大きさの広がりを持ってしまう点像のどこが、正しい結像の位置を示しているのかを知る事は、簡単なことではない。
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株式会社タイコ 牛山善太

7.デジタル光学機器のサンプリング画像について

光学設計ノーツ7.デジタル光学機器のサンプリング画像について
1.はじめに
今回からは、趣向を大きく変えて現在の光学機器を考える上で中心的な撮像システムと言ってよい、CCD,CMOS 等によるデジタル画像システムについて検討させていただく。
こうした素子は、フィルムなどに比べ、より受光部の構造性が顕著であり、それが出力値に大きな影響をもたらす。
こうした受光ディバイスとしての重要性が増している撮像素子により得られるサンプリング画像とレンズ等による古典的な光学系による結像との関係について主に検討する。
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6.ホログラフィと正弦波振幅格子

光学設計ノーツ6.ホログラフィと正弦波振幅格子
前回と同様に今回も、回折光学素子(DOE)を理解する上での基本としてホログラムを考える。
今回はそのホログラムにシンプルではあるが具体的な形として正弦波形状を与えて考えてみよう。
回折格子や、複素電場を考える場合に有用な平面波角度スペクトル表示法の理解にも繋がる。
1. 正弦波振幅格子…
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5.ホログラフィの記録・再生について

光学設計ノーツ5.ホログラフィの記録・再生について
今日、所謂古典的な技術である光学設計の分野においても回折現象を積極的に利用した回折光学素子(DOE)の存在を意識し、その性質をある程度理解せざるを得ない時代になってきている。
入門的な意味でその特徴を理解するためには干渉を利用した回折光学素子としてのホログラムの記録、再生の過程を理解することは有用かと思われる。
今回はこの様な内容について触れさせていただこう。
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4.Newton ringについて

光学設計ノーツ4.Newton ringについて
Newton ring とは現代でも、レンズ研磨工程、或いは検査においてレンズ表面の品質を簡便に、多くの用途で十分な精度で検査するために大きな役割を果たしている干渉縞のことである。
この干渉縞を検査に用いる手法は、その名の通り18世紀から実用化されている検査法であるが、堅牢な干渉測定器がレーザの生まれる遥か以前のこの時代に完成され、今日まで成果を上げ続けている事になる。
今回はこのNewton ring について考えさせていただきたい。
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3.平行平面板硝子による干渉縞

光学設計ノーツ3.平行平面板硝子による干渉縞
前 回 は 硝 子 基板上の光学薄膜による反射率・透過率の変化について考えたが、今回は同じ様な薄い誘電体層により( 空気中に単独で存在すると考えるが)形成され、ある測定位置においてのみ観察可能な局在する干渉縞について考えよう。
1 . 平行薄板による干渉
図-1 に示すように空気中に置いた屈折率n 、厚さd の薄く透明な平行平面板を考えよう。
点光源からの単色光がA で入射角θで入射するとする。A において一部の光はフレネルの公式の表わす通り、反射しR1 に向かい、他の光はス
ネルの法則…
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1.閉じられた系における光波の振る舞い

光学設計ノーツ1.閉じられた系における光波の振る舞い
光学設計に関連した、光学的トピックをこれから、ここに記させていただこうと思う。
より単刀直入に言えば、光学設計者である私の興味のある内容、或いは改めて整理をしておきたい内容を系統的にではなく、自由にこの場をお借りして書かせて戴こうと言う心積りである。
浅学な著者による、甚だ恣意的なトピックの選択に過ぎるやもしれないが、インターネット上においてのみ容易い形式でもあろうし、これらのノーツのどこかで共感をお持ちいただき、少しでも御付き合い戴ければ幸いである。
さて、第一回目として今回は、光波の伝播において重要な概念・モードを考える上で基本と成る定在波(定常波)から記述を始めさせていただこう。
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